- ごと
- I
ごと【五斗】醤油の滓(カス)。 ひしお・もろみより粗製のもの。→ 五斗味噌IIごと【共】名詞に付いて, そのものもいっしょにの意を表す。 ぐるみ。III
「財布~落とす」「りんごを皮~食べる」
ごと【如】〔助動詞「ごとし」の語幹〕似ているものに比べ, たとえる意を表す。 …ように。 …のようだ。「梅の花今咲ける〈ごと〉散り過ぎず我が家(エ)の園にありこせぬかも/万葉 816」「雪こぼすが〈ごと〉降りてひねもすに止まず/伊勢 85」「秋の夜の明くるも知らず鳴く虫はわが〈ごと〉ものや悲しかるらむ/古今(秋上)」
→ ごとしIVごと【毎】名詞や動詞の連体形に付いて, …のたびに, どの…もみな, などの意を表す。「月~の支払い」「日~に」「人~に」「一雨降る~に暖かくなる」
〔「ごとに」の形で用いられることが多い〕
Japanese explanatory dictionaries. 2013.